ぽゃんの雑記

なんでも書きます

コミケにサークル売り子として初参戦した

コミケに初参戦しました

要約:コミケ(C101)にはじめて参戦した。売り子をやった。たのしかった。音楽を作ろうと思った。

きっかけ(8月)

 私はコミケというものにそこまでの興味は無かった。そもそもあまり同人誌を買わないし、欲しいものがある時もほとんどがメロブで揃う。どうしても新刊が…となっても参戦しているオタクはいっぱいいるのだから、その誰かにおつかいを頼んでしまえば、わざわざ朝早く起きて、ビックサイトに打ち寄せるオタクの波の1粒子となって、冬のはずなのに汗だくのオタクに揉まれて、苦労した先で売り切れなんてことがあったら悲惨である。実際はそこまで汗だくのオタクはいなかった。私の中のコミケのイメージは『らき☆すた』の内容とTwitterで見聞きした話のみである。昔と違ってチケットがほとんど予約制で朝ダッシュも必要なくなっていることも関係していそう。

 しかし、そんな私も参戦することになる。秋山翠花氏(以後スーさんと呼ぶ)が自身の友人をなりふり構わず参加させているdiscord サーバーがあって、私もしばしば深夜通話などで氏の知り合いと仲良くさせていただいていたのだが、8月中旬、スーさんが何やらコミケ関連で忙しそうで、人手を欲していそうだったので、私は可不が好きなので「可不ちゃんやります」とその場のノリで書き込んだ。どうやら初音ミクのボカロ曲を作っていたらしく、「可不の売り子いるのに可不の曲ない詐欺サーになってしまう」とのことで、最終的には可不が購入され、可不の曲も作られる運びとなった。

12月上旬

 今回のコスプレは今後私が何度も使うものでも無いし、サークル更衣室に当選しなかったら買っても無駄になってしまうなと思い買っていなかったのだが、これが原因で可不のコスプレが不可能になってしまう。そもそも可不のコスプレはたくさん売られているわけでは無いので、オーダーメイドか自作が基本であり、その場合は2ヶ月以上前に動かないとかなり厳しくなってしまう。おまけに今回私はサークル更衣室の申し込みを一度失敗している。メアド認証で届いたメールを申し込み完了メールと勘違いしたのである。幸いにも2次抽選があったため確保することはできたが、コミケの8日前であり、市販の物を買うしか無い状況になってしまった。スーさんは初音ミクのコスプレを買っており、通常ver. っぽくて寒そうだったので、じゃあ雪ミクやるか、と雪ミクのコスプレをすることに。可不ちゃん買わせたのに結局可不ちゃんのコスプレができず各位には申し訳ない…… あとは前日にカラコンやニーハイを購入する程度の準備しかしていない。

当日朝

 クリスマスあたりから徹夜で遊びまくって生活リズムが崩壊しており、徹夜→昼に5時間睡眠→夜に2時間睡眠→当日4時半起床という感じになってしまった。前日の徹夜は忘年会で終電まで遊んで帰ってからも何かして遊んだとかだった気がする。当日は4時にアラームをかけており、ダメだったらスーさんにモーニングコール、最悪の場合は家に凸してもらうという感じにしていた。アラームは失敗したが、モニコで起床することができた。

 その後はスーさんと共に国際展示場へ向かった。オタクダッシュの名所としてかなり見覚えのある改札、『らき☆すた』で見覚えのある建物にはじめて行くことができて面白かった。会場近くでサークル「天然ウナギ専門店」のでぃめ氏と国際単位系氏と原義エンカ。異常な人混みでの邂逅に本当にびっくりした。会場につき、更衣室へ向かったが、時間が足りず、服を着てウィッグを被る程度しかできなかった。というよりもともとそのつもりで設計されている感はある。帰ってスマホ内カメラでメイクを行いほとんど私の毎日メイクと同じ低コストであるが… 、わちゃわちゃしているとあっという間に10時半の開場である。

当日午前

 10時半開場とはいえ、アーリーチケットのオタクの波が到達するまでは若干のラグがある。この機会に何かしら買おうかなと思い、同人音楽ブースなので誰か好きな人の曲とかないかなと好きなコンポーザーさん+コミケで検索をかけてみた。すると、2022年出会った中で3本の指に入るぐらい好きなrejection 氏のCDが売られているとの情報を見つけ、しかも私たちのサークルと同じ島だった。やや興奮しながら新作1枚と旧作2枚を購入。開始1分で6000円が吹き飛ぶ。ちなみにサークル「MEGAREX」さんはその後一瞬で売り切れており、サークル参加かアーリー入場でないと厳しかったと思われるので、本当にラッキーだった

 そのあとは主に店番をしていた。睡眠不足+頭のウィッグの重さで限界に近かったが、通り過ぎる人々に声をかけ、試聴してもらい…をやっていると、意外にもあっという間に時はすぎる。バイトでひたすら接客作業をしていた時と同じメンタルだったのかもしれない。お昼ごはんも(昼休憩という概念が無かったというのもあるが)結局食べなかった。私が書いた曲ではないとはいえ、試聴してから気に入ったっぽい感じで購入されていく方をみるととても嬉しい気持ちになった。

当日午後

 西側へ行きウマ娘島を回った。キタちゃん(私はウマをDLして間もない日にロード画面に一瞬映り込んだキタちゃんに一目惚れして以来ずっと推している)島をまわり、新刊完売又は間に合わなかったお知らせだけになっており人気に関心。キタちゃんのかわいいアクキーがあり、一周見てから真っ先に買おうと思って一周して(2分ぐらい)すぐ戻ってきたらもう売り切れていて苦しくなった。その後は、買い出しへ行ってくるスーさんに代わって店番をしていた。スーさんはフランス語が得意であり、"日本語 OK English OK français OK"とブースに貼っていたためフランス語接客を求められたらどうしようと怯えていたが、日本語か英語しか求められなかったため耐えた。ちなみにボカロだからか海外の方がとても多かった。

 朝に出会ったサークル「天然ウナギ専門店」さんは早くも完売したとのことで国際単位系氏のカフェコスを拝めず残念ではあるが、東側に応援にきてくださった。音楽系サークルを漁りたいのにミクコスだとヘッドホンができなくて試聴が厳しいとのことで早めに武装解除をして、最後に音楽系サークルを回った。お隣のサークル「ヘッドフォンガール」さんの曲が素晴らしすぎて試聴を始めた瞬間に買ってしまった。音楽系は薄い本より単価が高くなりがちとはいえトータル1万円も使うとは思っていなかった。帰ってから全部聴いたがお気に入りばかりでいい買い物をしたと思う。

その後

 サークルを畳んで、某所でちょっとした打ち上げをしようということに、こういう時は1番徳があるだろうということで帰りにウマ娘100連を回そうとしたが、40連目に脅威のSSR3枚引き+お目当ての新衣装キタちゃんお迎えが起きてしまい、マジなんだ…………となった。ここ数ヶ月勝ち続けている国際単位系氏に出ますよ!と言われ、ずっと爆死しているでぃめに出ないですよ!と言われたことも大きいだろう。原稿+製本+コスプレで疲労が限界に達していそうなでぃめとは別れ、その後スーさん、国際単位系さんと夕食を食べ、成果物を見せ合うなどの後、帰宅。

反省点

コミケ更衣室は当たると思ってコスプレは早めに準備したほうがよい。買ったコスプレが一度も着ないまま無駄になるということはあまり無いように思うので思い切ろう。

・申し込みの類で届いたメールはちゃんと読む。

コミケ前日はちゃんと寝て、ちゃんと起きたほうがよい。

・更衣室の鏡は小さいので、まともな鏡(持ち運びが厳しいならiPad)を持参したほうがよい。

・千円札は崩さなくてもなんとかなる場合が多いが、万札は崩したほうがよい。

・更衣室に入る時に渡される利用証明はちゃんと持っておく。

おわりに/次回に向けて

 今回、ひょんなことから同人音楽の世界に触れることができて、元からわずかにあった音楽を作ってみたいという感情が大きくなった。夏までに曲を2曲書いてなんらかの同人即売会に出す事をほとんどその場のノリでオタクたちに宣言した。ここにも宣言しておく。言ったことは守ります。とはいえジャンルはもちろん、オリジナル曲かアレンジかも決めていないので、好きな曲の耳コピから練習していきたいなと思っている。今回関わってくださったさまざまなサークルのみなさんありがとうございました。特に誘ってくださったスーさんには感謝です。とても楽しい思い出になりました。